#35 大人のための大人のロックン・ロール・バンド “シーナ&ザ・ロケッツ”
男ばかりの硬派なロック・バンドも渋くて好きなのですが、女性ヴォーカルに男性バックという構成のロック・バンドも好きな黒船です。どうしても華やかになりますからね。
しかし、ここが大事なのですが、お色気だけではいけません。既成のものを壊そうとしているとかどこか屈折しているとか流行に左右されないとか退廃的であるとか、負のエネルギーや何かに立ち向かうエネルギーがないとだめですね。やはりロック・バンドは、そういう精神が流れていないといけません。健全すぎると魅力を感じませんね。あくまでロック・バンドのはなしですがね。いうまでもありませんが、お色気はあったほうがいいにきまっています。むふ。
外国の女性ヴォーカル・バンド(またはバンド形態で活動している女性ヴォーカリスト)でいえば、The Shocking Blue(ショッキング・ブルー)、Suzi Quatro(スージー・クアトロ)、The Pretenders(プリテンダーズ)、Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)、Alanis Morissette(アラニス・モリセット)あたりが思い浮かびます。最近では、Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)が期待できるかもしれません。
日本では、Sadistic Mica Bandka(サディスティック・ミカ・バンド)、Sheena & The Rokkets(シーナ&ザ・ロケッツ)、Sandii & the Sunsetz(サンディ&ザ・サンセッツ)、REBECCA(レベッカ)、Cocco(こっこ)、椎名林檎の東京事変といったところでしょうか。
新しいバンドはあまり知らないので、どうしても古いバンドが多くなってしまいます。ぷぷ。
ざっとあげた日本の女性ヴォーカル・バンドのなかで、今年デビュー30周年を迎えたSheena & The Rokkets(シーナ&ザ・ロケッツ)にスポットをあててみましょう。ロックン・ロールとブルースをベースにしたバンドで、私たちファンは略してシナ・ロケと呼んでいました。
シーナ&ザ・ロケッツのどこがすごいかというと、30年もやっているのに色褪せた感じがまるでないところですね。やはり30年のキャリアをもつプリテンダーズにも同じことがいえますが、根っからバンドが好きなのでしょう。バンドの個性や音楽性は違いますが、音楽にたいする姿勢は似たところがあるのかもしれません。
Sheena & The Rokkets(シーナ&ザ・ロケッツ)は1978年に、博多めんたいロックの先駆となったSon House(サンハウス)のメンバーの鮎川誠(G.)、浅田孟(B.)、川島一秀(Ds.)に鮎川の夫人であるシーナ(Vo.)が加わって結成されました。
鮎川誠の弾くギターはシンプルでワイルドでカッコよく、ソロ部分ではセンチメンタルでメロディアスでなフレーズがききどころとなっている楽曲もいくつかあります。浅田孟・川島一秀はいかにもロックっぽいビートのきいた音とリズムを得意としていて、川島一秀は私の好きなドラマーのひとりでもあります。ヴォーカルのシーナはけっして歌がうまいタイプではありませんが、舌足らずなハスキー・ヴォイスと派手なファッションが特徴で、なによりもロッカーの鑑といえるそのライヴ・パフォーマンスが最大の魅力です。
これはシーナをはじめメンバー全員にいえることですが、ロック・バンドがどうあるべきかをみんながちゃんとわかっているのでしょう。本人たちがまず演奏を楽しみ、観客・聴衆がどうすれば喜び楽しめるのかをわかっているのだと思います。バンド全体が垢抜けたポップなセンスをもっているところも見逃せないところです。
つまり熟成した大人のカッコいいロック・バンドだといえます。青臭いロック・バンドとは一味違い、当然大人が楽しめるロック・バンドでもあります。こういうバンドはいそうでなかなかいませんね。それにしても30年はすごい。ふむ。シーナ&ザ・ロケッツのみなさん、デビュー30周年おめでとうございます。
シーナ&ザ・ロケッツの“ユー・メイ・ドリーム” は、こちらからご覧になれます。
You May Dream(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画① ※ 1979年夜のヒットスタジオより。
You May Dream(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画② ※ 1981年オールナイトニッポン スーパーフェスより。
シーナ&鮎川誠の“ユー・メイ・ドリーム” は、こちらからご覧になれます。
※ 2001年Yellow Magic Showより。東京スカパラダイスオーケストラのメンバーも…。
シーナ&ザ・ロケッツの“レイジー・クレイジー・ブルース~アイ・ラヴ・ユー” は、こちらからご覧になれます。
Lazy Crazy Blues~I Love You(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画
※ 1980年、1982年Fighting 80’sより。
シーナ&ザ・ロケッツの“ベイビー・メイビー” は、こちらからご覧になれます。
Baby Maybe(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1980年リリース
シーナ&ザ・ロケッツの“ユー・メイ・ドリーム~ベイビー・メイビー~You Really Got Me” は、こちらからご覧になれます。
You May Dream~Baby Maybe~You Really Got Me(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画
※ 1981年Fighting 80’sより。
シーナ&ザ・ロケッツの“スイート・インスピレーション” は、こちらからご覧になれます。
Sweet Inspiration(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1984年リリース
シーナ&ザ・ロケッツの“ピンナップ・ベイビー・ブルース” は、こちらからご覧になれます。
Pinup Baby Blues(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1981年リリース
シーナ&ザ・ロケッツの“ジョニー・B.グッド” は、こちらからご覧になれます。
Johnny B. Goode(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1981年Chuck Berryのカヴァー。
シーナ&ザ・ロケッツの“シュガリー” は、こちらからご覧になれます。
Sugaree(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1979年Rusty Yorkのカヴァー。
シーナ&ザ・ロケッツwith高橋幸宏の“Radio Junk” は、こちらからご覧になれます。
Radio Junk(シーナ&ザ・ロケッツ with 高橋幸宏)の動画 ※ 2008年30周年ライヴより。
シーナ&ザ・ロケッツの“レイジー・クレイジー・ブルース~レモン・ティ” は、こちらからご覧になれます。
Lazy Crazy Blues~Lemon Tea(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1993年、NYのCBGBでのライヴ①。
シーナ&ザ・ロケッツの“Be Bop A-Lula~ユー・メイ・ドリーム” は、こちらからご覧になれます。
Be Bop A-Lula ~You May Dream(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ 1993年、NYのCBGBでのライヴ②。
鮎川誠の“どぶねずみ~ロクセット” は、こちらからご覧になれます。
鮎川誠の“アイム・ア・キング・ビー~ビー・マイ・ベイビー” は、こちらからご覧になれます。
I’m A King Bee~Be My Baby(鮎川誠)の動画
鮎川誠の“アイ・ラヴ・ユー~ビールス・カプセル” は、こちらからご覧になれます。
I Love You~Virus Capsule(鮎川誠)の動画
※ 2007年10月29日追記(動画追加)
シーナ&ザ・ロケッツの“You Really Got Me” は、こちらからご覧になれます。
You Really Got Me(シーナ&ザ・ロケッツ)の動画 ※ キンクスのカヴァー。
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コメント
黒船様こんばんは
シーナ&ロケッツの曲はHAPPY HOUSEしか知りませんでした
のでご紹介の曲見てみました。鮎川氏のギターはやっぱりカッコEですね。
今回の記事でふれられている中ではアヴリル・ラヴィーン、レベッカ Cocco辺りを次に期待しています、特にSINGER SONGERでのちょっと違ったCoccoが好きですので。ソロの時から林檎は好きでしたが、東京事変になってからは更にGooですね。
投稿: dr-z black | 2008年7月12日 (土) 01:24
dr-z black さんへ
いやあ、これだけ反応していただくとうれしくなりますね。
鮎川誠のギターはカッコよすぎます。ブリティッシュなセンスがたまりません。
dr-z black さんのあげられた面々はなかなかの強者ぞろいですね。渋いところついてくるなあ(笑)
最近、椎名林檎は天才なのではないかと秘かに思っています。むふ。
投稿: 黒船 | 2008年7月12日 (土) 01:56